近世・近代の物理学の分野で未来の決定性を論じる時に仮想された超越的存在、ラプラスの悪魔。
「知能の高さから繰り出される計算能力と推察能力によって、未来を予想することが出来る」ことができるとしたら。
強い力を持って物理的法則を読み解いて成し遂げることができるようになったこと、そして、その力を持ってしても予測のできない人間の力。
「人間は原子だ。1つ1つは凡庸で、無自覚に生きているだけだとしても、集合体となった時、劇的な物理法則を実現していく。この世に存在意義の無い個体など存在しない。1つとして。」
フィクション小説で描かれるストーリーの域を超えない作り。テーマは面白いんだけど、作り物感というか、小説の方が絶対面白そう。