生命の連環。
“人生は信頼できない語り手
彼自身も行き先を知らない”
ジャケ写やタイトルが微妙ですが、コレはなかなか引き込まれる作品でした。脚本をもっとツメれば名作になったかも。書ききれないくらいの豪華キャストだしね。
ニューヨークとアンダルシアで紡がれる家族の群像劇。冒頭SLJが出てきて、誰が悪人か、ヒーローか、誰が主人公なのか、と語ったあげく…。
因果のおおもとを辿ってみたり、善悪を考えてみたりしても無意味な話。軽い気持ちで見始めたのだけど、思った以上に濃厚で考えさせられざる物語だった。妻はずっと泣きながら観てました。
ただ、ぼくはオリヴィア・ワイルドの顔がとても苦手なうえに、「Richard Jewel」の悪役を観た直後だったのでなおさら前半が長く感じてしまった。都合よすぎなとこ、冗長なとこ、冷静に見ればあっけらかんと纏めたな!って脚本は雑さは否めない。
それでも、もういちど観たいと思う。