アネットのてばさきのネタバレレビュー・内容・結末

音楽と映像はとても良いし、ミュージカルシーンも奇抜で楽しく見どころはとても多い。

ロックミュージカル仕立てで陰影のある美しいメロディやハーモニー、音に乗せた語りに聴き惚れた。
指揮者の人のターンが特に好き。

ストーリーは駆け足で、ベッドやトイレや出産も殺人シーンすらも常に歌ってるのはなかなかシュール。
1人の男が愛を知ったはずなのに結局家族を金儲けに利用し、最終的には犯罪を重ねて破滅するまでを描いているので、そのあたりの好き嫌いは分かれそう。

出産シーンでは妊婦を取り巻く医者や助産師が歌っていたけど、あのリズムってもしかして出産時の妊婦の呼吸に合わせてるのかな？

赤ん坊がずっとCG人形なのは、操り人形的なイメージを持たせる為でしょうか？
この後半のビジュアル面での強い拘りについてはいまいちしっくり来なかった。