1999

リバーズ・エッジの1999のレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
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満たされない気持ちをどこに向かわせるか、何で埋めるか。
何に救われるか。
私には生き物の死骸を見つけると写真を撮る癖がありました。
心のノートはちゃんと真面目に取り組みました、人並みの道徳心はあると思います。
でも、見つけるとブワッと心の中の色々なものが湧き上がって撮らずに居られない。
綺麗なものにも思えるし可哀想にも思える、いつか迎える自分の姿にも見える。
生きていることを実感する。メメントモリモリ子なので。
それを思い出した。
今はあまり遭遇しないし、今年は蝉の死骸を見ても何も思わないな。思わないというより何も思わないようにしている気もする。その方が足りないけど楽だから。
だからこうやって、見て、心が動いていく様は行き先がどこだって結果がどうだって綺麗だなって思った。
痛々しくても最低でも気持ち悪くてもそれが良いなって思った。
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