キミシマユウキ

リバーズ・エッジのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.4
女子高生の若草ハルナは自分の彼氏観音崎に虐められていた山田という男の子を助けると彼に秘密を教えられて……

『ヘルタースケルター』
『セカンドバージン』等の
!!岡崎京子原作!!
の90年代暗黒青春物語。
監督は『世界の中心で愛を叫ぶ』
!!行定勲!!
主演は売れっ子2人の
!!二階堂ふみ&吉沢亮!!
なんとなく邦画も勉強しようと思い鑑賞。


「僕の宝物を見せてあげる」


純愛少女漫画の実写映画化かと思いきや、大分と暗くて陰鬱とした内容で驚いた。
レズビアン、ゲイ、ヤク中、メンヘラ、不感症、拒食症、川辺の死体……
と普通の高校生じゃ出会わないアブノーマルが溢れていて、きっとこれは燻ったマイノリティへ向けた映画なのかもしれない。
教室の真ん中で「うぇーいww」とやってた能天気な奴らではなく、
隅で悶々と悩みを抱えている彼らへの作品なのだろう。
90年代へのリスペクトと再現度が素晴らしく、当時着てたであろう衣服や画面のざらついた質感、アスペクト比までこだわっていて監督の仕事人ぶりを認識した。
ただこれを軽い気持ちで見ちゃった女子高生とかはどんなきもちになるんだろう(笑)
シックスナインにムース缶に校舎や草原でのセックス…とAVのような刺激に溢れていて一線を画しているのだ。

主演の吉沢亮は美形すぎ。
彫刻のようなイケメンぷり。
なのに憂いを孕んだ瞳にイチコロです。
二階堂ふみはまた綺麗なおっぱいだしてくれます。売れっ子女優の中では1番惜しみなくおっぱい出してくれるので製作側も作りやすいでしょう。NGなしなのかな?
あとは森川葵ちゃんのメンヘラ役がピッタリでしたとさ。

まぁ自分が観るジャンルではないのであまり高評価ではなかったけれども、多分刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるタイプの映画なのでしょう。
岡崎京子の原作がそういうタイプなのでしょう。

岡崎京子好き、学生生活をひっそりと暮らしていた方々、そして惜しみなく披露される二階堂ふみちゃんのおっぱいを確認したい同志にはオススメの作品。