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リバーズ・エッジのcigaretteのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
2.4
岡崎京子さんの漫画の映画化。
宝島後継雑誌 cutie に連載されていた、なかなかに衝撃的な漫画でした。(単行本も持ってます)。

シナリオも、演出も、漫画原作の通りなのだけど、漫画での洗練されたコマ割や演出を、実写でやると、生々しいだけで、一気に品がなくなる悲しさ。

これ、センスある監督が作らなきゃダメだ……。リアルな当時の女子高生を描いた作品なのに、ゲスさばかりが際立つし。
顔とかは似てる役者さんだったりするけど、キャラがわかってない印象。だから、全員に、ちっとも愛着が湧かないのよ。

漫画だとそれなりに主人公には、思い入れあったんだけどな。二階堂ふみは、本来 適役なんだけど、演技の方向が違う。

あたしの大好きなキャラ山田くんだって、イケメンの役者さんが体張って 頑張ってるけど、でも やっぱりコレジャナイ感があって…。

劇中のBGMの付け方とか、脇役の役者さんとか、なんか大映テレビチックで古い。

岡崎京子さんの作品なんだから、元アシスタントだった安野モヨコさんの旦那(庵野秀明)が監督すればよかったのに❗️
LOVE & POP くらい斬新に作られたら、映画祭とかで話題になりそうなのに、残念。
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