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リバーズ・エッジのichikoのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.0
描かれているのは最悪で、どこにでもいる若者の話ではない。けれど、どこにでもいる若者が腹の中に抱えている言葉にできない黒い気持ちを、おしゃれに軽率に描いてしまうから、岡崎京子作品は今でも色褪せずに支持されているのだと思う。

岡崎京子作品だから、そして二階堂ふみだから許されるパンチ効いた映画。こういう邦画、久々に観たかも。15〜20年前の、リリィシュシュや青い春やGOの頃のような空気を感じた。

「傷つきながら、忘れながら、たまに思い出しながら」そういうふうに生きていけたらかっこいいなと思う。
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