1回目の鑑賞では心の奥深くに刺さったが、2回目の鑑賞では冷静になれ、作品の欠点が目に映った。しかし、どちらにしても大好きな作品である。
スマホもパソコンもない時代に、暇で暇で仕方なかった彼らの青春を目をそらさずに見てみろと言われたような気がした。
暴力的すぎる、卑猥すぎる、という意見を聞くが、暇で仕方ない人間が辿り着く形としてはしょうがないでしょう。だって彼らは暇なのだから。
エンディングの小沢健二の歌は素晴らしかった。混沌と暴力とエロに包まれていたこの作品が、ただの彼らの青春の1ページであったことを分からせてくれるようなそんな歌だった。
岡崎京子とこの映画に関わった全ての人に拍手を送らせてください。