どこにも居場所はない。
そんなことをずっと感じさせられるような映画でみていてしんどかった。
中途半端に救われない感じがリアル。
2人とも腐った家庭環境にいるせいで、2人で過ごす時間がなによりも開放的で楽しいんだろあなと思った。
ソールはなんだかんだ周りにひとがいるけれど、クリスティンはゲイで本当の1人ぼっちって感じがした。
しかも、1番側にいてほしい相手が同性で恋愛感情抱いてて、でも言えなくて
そして誰も理解してくれない。
自殺に走る気持ちがわかったからすごい胸が痛んだ。
雄大な自然が映し出されていて美しい反面、ずっとどんよりした天気で物語を表してるような気がした。
焚き火囲んで語ったり、湖で遊んだり、馬乗ったり。アイスランドでしかできない青春って感じで羨ましかった
発育のズレで悩んだり、どこの国でも似たような感じでみんな育ってくんだな〜って見てて思った。
クリスティン役の横顔と青い瞳が美してくて見惚れてしまった…
最近、友達もよく言うんだけど
言わないとわからない、伝わらないことって多いなと思う。
最後の事故後の再会のシーン見て思った。
受け入れてくれるかどうかはわからないけど、言わないとダメだな〜って。
素直にならなきゃいけないよなぁ
作中の"誰も何も知らない"が全てだと思った。結局そうなんだよね…
終わり方がオシャレで素敵だった。
カサゴに始まり、カサゴに終わる
