ハートストーンの作品情報・感想・評価

ハートストーン2016年製作の映画)

Hjartasteinn/Heartstone

上映日:2017年07月15日

製作国:

上映時間:129分

3.9

あらすじ

東アイスランドの雄大で美しい自然が広がる漁村。ソールとクリスティアンは幼なじみで何をするのも一緒の大親友。思春期にさしかかり、ソールは大人びた美少女ベータに夢中になる。一方、クリスティアンはそんなソールの気持ちを知り上手くいくよう後押しするものの、内に秘めた親友への特別な感情に気づき当惑する―

「ハートストーン」に投稿された感想・評価

miru

miruの感想・評価

3.0
切ないけど美しい。甘酸っぱくてにがい。苦しいけど恋しい。
yatsu

yatsuの感想・評価

3.5
きらびやかで時に脆い、思春期の経験の数々。舞台がアイスランドの美しい片田舎であるだけで、描かれているのはごく普遍的な物語だと感じた。

見慣れない風景にも関わらずノスタルジーに襲われてしまうような感覚が新鮮。
北欧映画特有の息苦しい雰囲気も少なからず感じるが、どこか心温まる幕引き。はぁ〜中学生に戻りたい。
RYUP

RYUPの感想・評価

-

無慈悲に扱われる釣りあげられた醜いカサゴは他人と異なる存在の自分。
何処となく閉塞的な漁村の空気と
胸が詰まる思春期像。
友情、恋、嫉妬、好奇、憤慨、失望、軋轢。
”青春”よりも更に一歩手前。
少年達はまだ自分自身すらよく解からぬまま叫ぶ事でしかその鬱屈を吐き出せない。
晴天、雨、天候が少年達の心境を代弁し、
ある時2人に吹きつける同じ風は”心躍る追い風”でもあり”心掻き乱す向かい風”でもある。

そして沈痛な”銃声”と共にその年最初の雪が降り始める…

しかし今作は単にLGBTの葛藤だけの物語でも辛辣な悲劇だけの物語では無い。
少年達はその一喜一憂の中で自らが何であるかをを見つけ、何かを得る成長の物語でもある。

ラストシーンで同様にカサゴを釣る幼い少年を見ながら様々な感情を含んだ郷愁の笑みを浮かべるソール。
少年達よ行き詰まった大人になるな!
未来はアイスランドの雄大な自然の如く広がっている。


監督  グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン
CAST バルドル・エイナルソン ブラーイル・ヒンリクソン  ディルヤゥ・ワルスドッティル  カテラ・ニャルスドッティル  ヨゥニナ・ソールディス・カルスドッティル etc

原題 『Hjartasteinn』
2016年 アイスランド、デンマーク 129分

http://www.magichour.co.jp/heartstone/
あゆみ

あゆみの感想・評価

3.8
アイスランドの壮大な自然をロングで見せ、子供たちの姿はしつこいぐらいに手持ちで撮る。
ほとんど音楽を使わず、研ぎ澄まされた生活音で、厳しくシンプルな日常を描く。どこまでもリアル。
都会から見る自然は美しく、憧れるけど、その地で暮し続けるには、あまりにコミュニティが狭すぎる。繊細な感性を持っていればいるほど。
mrmr23

mrmr23の感想・評価

3.8
メモ
・取り巻く環境はさして変わらずとも、少年たちの変化は心身ともに大きく。
・映像が美しい。
・不安定さからくるどうしようもない激情を圧し殺す内向さ。
・場所の広大さとそこにある関係の狭さ。
ジロ

ジロの感想・評価

3.7
アイスランドの絶景。何もない田舎町。
たった一人の大切な親友。
じれったくて甘酸っぱい、子供達の青春。

一度のセックスで世界中が輝き出す。
一度の辛いことで、目の前が真っ暗になる。
何もかもが青春そのもので羨ましくなった。

カサゴが無事に泳ぎ出して、本当に良かった。

子供達の真っ赤なほっぺと毛糸のセーターが可愛かった。
アイスランド語の響きはドイツ語に似ている。

ユジク阿佐ヶ谷にて。
Manon

Manonの感想・評価

4.5
広く無限な大自然と狭く窮屈なコミュニティの対比

すごく苦しくて、痛くて、切なくて、美しかった。

気づいたら私も狭いところに入って一緒に息詰まってた

カサゴと一緒に私も息出来るようになりました…

声変わりの合間、少しずつ身体の変化に気づき始めるごく僅かな短い時期、
演技だけでなく目に見えてどんどん引き締まる顔つきに更にまた心打たれます

演技力も役者自身の純粋さも、どちらもこの作品には必要不可欠
なんて繊細な作品……



恵比寿間に合わなかったのすごく後悔してたんだけど、ユジクにて!
ユジク様様すぎる…(全然関係ないけど、今回の特集最高すぎて3本とも観た)
気付いたらパンフレット買ってたので、また噛み締めます
apricot

apricotの感想・評価

4.2
純粋な淡い恋心、少しのことで幸せでいっぱいになったり、思い詰め苦しくなったり、子供目線から描かれていて胸が苦しくなった。
子供たちの想いを表す長い間に惜しむことがなかったからか、129分がとても長く感じた。終わった後に残る余韻もいつもとは違っていて、沈黙してしまうような。一つの言葉では言い表せないくらい凄まじかった。
そんな想いと一緒に映し出された北欧の美しい自然。いつもどんよりとした曇り(私はこういう天気がとても好きなんだけども)。この天気が彼らの世界を象徴しているようにも思えた。
大人の発言や行動によって、子供たちの自由や考えの幅は限られるってことを意識しなくてはならない。そう責められているような気がする。
内容としてはよくありそうかもしれないけど、私の中ではとても印象的で今まで出逢うことがなかった作品。北欧映画って興味深いものが多い。

広大な自然で描かれた子供たちの狭き世界の映画
ユジク阿佐ヶ谷2本目

子役で殆ど回してるのに、ここまでドラマで見せるのすごいなぁ(中盤ちょっとダレるけど
子役の子たちももし同級生でセクシャリティに悩んでる子がいたら、て問題にちゃんと考えて演技をしてる感じがある

家族内会議のシーンとか牧畜の屠殺シーンとか、リアルで飾りがない

撮りっぱなしのアイスランドの風景がそのままなのにあまりに綺麗で、閉鎖的で救いのない人間のコミュニティとのコントラストがある

主人公の男の子の顔つきがどんどん引き締まっていくのとラストシーンが好き
momoko

momokoの感想・評価

4.0
アイルランドの美しい風景と裏腹に、狭く窮屈な人々。親のいざこざを子供が噂するほどにここの社会は、狭い。
ここではありふれている生き物の死を無言で見つめるソールが度々映し出される。そこから見えるソールの愛がクリストファーをも包み込んでいた、な。
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