このレビューはネタバレを含みます
ノゲノラ本編とは雰囲気が全く違う、血みどろの戦争を続けている時代の話。個人的には本編より面白いと思った。
絶望の中で虚無感に苛まれながら、少しでも人間を存続させようとあがく陸などキャラが魅力的。少しずつ心を知って、陸のため、陸の求める世界のために命を擲ったジュヴィにも心を打たれた。
内容に関してはかなりヘビーだが、絶望的な状況をひっくり返そうとし、その道筋を立てる展開はみていてわくわくした。また、終盤に予定調和感のある展開にならずに、ジュヴィや陸が死ぬところがこじんてきによかった。
ただ、世界観や戦略の中身が若干わかりづらかったのがたまにきずだと思った。
そして、なにより音楽が素晴らしい。音楽がこのレベルでなければ、ここまで感動する作品にならなかったと思う。最高だと思った。