何年も前に小説を読んだので、大筋しか覚えてなくて、映画をやっと見ました。
瀬戸内の景色が綺麗でした。これは小説ではなく映画じゃないと味わえないものだからよかったなあ。わたし自身が瀬戸内に行ったこともあったからよりよかったです。
悲しい過去を背負って、自分に罪の意識があって、もう人を愛する資格がないと思っている時に大切な人ができてしまったら、自分を嘘で固めてしまうしかないんだろうなあ。小説読んでたからかもしれないけど、面白かったとわたしは思いました。配役が素晴らしいし演技がうまい!!
まさか自分の5年も付き合ってる自分の恋人の存在が全部嘘だなんてきっと思う人は少ないだろうからこそ、主人公の日常の描写はごった返した都会で働く女の人って感じだったし、静かで綺麗な瀬戸内の風景の描写とのギャップが、過去と現在の差、嘘と現実だなあと思いました。