オーディションで集まった若者たち。
しかし公演の一週間前、舞台の中止が告げられる…という1ヶ月間を約70分ワンカットで描いた作品。
意味のない人生に意味を見出し精一杯駆け抜ける、全ての人にぶつける魂の熱。
切り取られ作られた映画という媒体で、LIVEを描ききった凄まじい作品でした。
作り物に込められたLIVEがスクリーンを越え、観る人のLIVEと繋がる感覚。
この作品に携わった全ての人たちの叫びが熱量を持ってダイレクトに届いてくる感覚。
生の熱の温度。
もしかしたらそれは他人には届かないものなのかもしれない。
時間と共に消え去っていくものなのかもしれない。
けれどそれでもその熱は確かにあったんだという魂の叫び。