社会派ホラー…?
凄く凄く印象に残る映画でした。
多分一生忘れられない。
パステルカラー2色で統一された可愛らしい世界の登場人物達は、様々な障害を抱えている。
架空の障害や、聞いたことのないような症状の人たちの、それぞれ向き合わなければならない人生。
五体満足な自分に思い浮かばないだけで、世の中には想像を絶する生活を強いられている人達がいるのだと思ったし、一般的な身体に産まれてきたことで、数ある苦労から解放されているのだと痛感しました。
例えば自分が他の人と違う形で生まれていて、他の人が「自分は恵まれている。神に感謝」と隣で言っていると、では自分は恵まれていなく、神を呪うべきなのか?と考えてしまいそうで、何が正しいのかしばらく考え込みました。
一般的に恥部だとされるものが顔に付いている少女が、それでも自分を愛し、逞しく生きようとする姿に泣きそうになりました。
好き嫌いは分かれるので人には勧められません。