スキン~あなたに触らせて~の作品情報・感想・評価

「スキン~あなたに触らせて~」に投稿された感想・評価

RYUYA

RYUYAの感想・評価

4.0
グザヴィエ・ドラン越えの若き才能。
映画界に生まれ落ちたのはメルヘンな奇形児。
スペインのエドゥアルド・カサノバ。
これ、要注意人物。

両目が皮膚の娼婦。
口が肛門の女の子。
火傷顔の男と顔の皮膚が垂れ下がった女。
人魚になりたい青年。
小人症の着ぐるみバイター。
超肥満体のレズビアン。
異形趣味の独身男性。

全編パステルピンク&パープルで魅せるは、
フリークスたちの哀し愛おし人生の群像。
俺邦題は「異形はつらいよ」。コメディです。
でも、どのタイミングで停止ボタンを押しても絵画。
ダークなのにメルヘン、素晴らしすぎる構図と、
群像ならではのクロスカッティングの気持ちよさよ。
画で映画を考えてる監督が好きな自分にとっては、
ここで会ったが百年目みたいな感動的出逢い。

おすすめしたいけど、独り占めしたいから誰も観ないでね♡
パステルカラーのメルヘンな街並みと現実の残酷さのコントラスト
F

Fの感想・評価

2.8
世界観が独特でした
肛門と口が逆の少女が一番切なかった…

障害を抱える人々が、それぞれどのように生きるかが描かれていた
なつ

なつの感想・評価

3.5
とある記事でデミアン・チャゼル、グザヴィエ・ドランと並ぶ「ミレニアル世代」を代表する監督として紹介されていたエドゥアルド・カサノバ。噂に聞いていた長編デビュー作が本作。多分、何の予備知識もなく観ました、というタイプの映画ではないですよね、観た人たちにとっては。ただ、実際観てみると、観る前の身構えた感じは途中から消えてしまうのでそこは監督の狙い通りだろうなと。やはりこういう内容は観る側の意識をギリギリと試されているような居心地の悪さがあります。

世界観やメッセージはしかと受け止めましたが、お腹いっぱいなので次作はもう・・・。

このレビューはネタバレを含みます

『スキン あなたに触らせて』鑑賞。とんでもない変態作品。紫とピンクの色調が鮮やかな独特の世界観。かつ、奇形(アンフォルメル)な登場人物たちによる、コミカル&アイロニカルなドラマは観ていて飽きない。1時間半に満たない短さも、テンポの良さと端的なメッセージにマッチしていて好みだ。瞼がない女性、口と肛門が入れ替わってしまった女性、顔の皮膚が肥大した女性、火傷で顔が焼けただれた男性、脚を切りたい男性、軟骨無形成症の女性など、身体にコンプレックスの登場人物たちは、(言い方のモラルに欠けるが)強烈な画になる。まさしく、画面に釘付けになるわけだ。人間は外見じゃない、と軽々しく言う人たちに対するシニカルな批判のようにも捉えられる。度が過ぎた外見でもそんなことは言えるのか、と。
そんな外見のせいか、彼らは酷いコンプレックスを抱え、画面の色調は全体的に欲求不満を示す紫で構成されている。最もないもの強請りをしていた脚を切りたい男性は、髪を紫色に染め紫色の衣装に身を包む。
しかし、最終的に伝えたかったのは外見で幸不幸は定まらないということだろう。実際、肛門が口となっている女には恋人ができ、誰からも触られなかった目のない女性は友人ができる。軟骨無形成症の女性も子供を設け、顔の皮膚が肥大した女性も自分らしい生き方を模索する。紫のみではなく、ピンクの色調が印象的に使われていたのは、そうした欲求不満だけではない何かが彼らにはあるというメッセージなのではないか。ロブスター並の奇妙な世界観、大好きだなぁ。
さき

さきの感想・評価

-
キツい。色がいい。わたしには早かった、のか……?咀嚼しきれず。
無理やりハッピーな気分にさせられる感じ
多摩川

多摩川の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

左右対称の世界に生きる、どこか欠けた人たちが織りなす物語。

冒頭カメラが引いた瞬間のおばちゃんヌードに吹き、以後このテンションが続くと思うと「マジカルガール」を連想せずにはいられなかった。スペイン映画は得てしてこのような突然のフキンシンによる笑いを誘発する気概に溢れているような気がする。サンリオピューロランドさながらのメルヘンカラーに溢れた世界は圧巻で、美術の底力を感じた。特に気に入ったのは”左右対称”の演出。セットがほぼ左右対称に組まれており、眼の無い少女を始めとした"非対称な"登場人物を中心に据えてロングを撮影した瞬間、彼らを引き立たせる効果を発揮したように思う。このあたりはピーター・グリーナウェイ監督作品「ZOO」を彷彿とさせるようでもあった。

凹凸を補うように、登場人物が相思相愛(又は悲願の成就)の図を完成させていく様は、欠損状態が必ずしも「損をすること」ではないように思わせる力があった。しかしこの映画はこのような前向きな感情を抱かせるために作られた作品ではないことを願う自分もいる。あくまで単なるブラックユーモアの吐き出しであって欲しい、そこに教訓めいた意味付けなどしないで欲しい、そういうジャンルがあってもいいのでは、と思わせる何かがある作品だった。

異形の女性しか愛せない男・エルネストが、想いを寄せる女性に「あなたは私の外見だけが好き。私のことなんてちっとも見てないのね」と一蹴され、別れを告げられるシーンがある。傷心したエルネストは陸橋から自殺を図るが、奇しくもそこで肛門と唇が逆転した少女・サマンサに出会う。「外見しか見ていない」と言われた男は、またもや外見で恋をする。「普通の外見」に憧れる少女は、初めて好意を向けられ、念願のキスを果たす(肛門の形をした唇で)。人の好みは十人十色で、美の価値観はそれぞれにして大きく異なるということを再認した。不幸のどん底にいるように思われた各々が、最終的にはそれぞれの形のハッピーエンドに終着し、大変面白い一作だった。
とんでもないものを見た気分。77分という短めの時間のなかでも印象に残り続ける登場人物たち。
開始数分でおばあちゃんのフルヌードには笑ったけど、それ以降はブラックコメディなんだけど終始切ない感じ。

Netflix契約者は見ておくべし。
Maya

Mayaの感想・評価

3.5
自然と目に入るものがすべてうすい紫とピンクだった やりきれないと思った回数も多かったけど登場人物みんなどこかしらの時系列で繋がっていたのが面白かった あとわたしのアホな脳みそはめちゃめちゃみんな丸出しだなという印象を持った ステキな映画だと思うけどこの映画大好き!って人はやべえやつだと思う
見ていて不快を感じる自分を恥じるしかない!
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