ウェスのグランドブダペストホテル愛のためこの絶妙なシュールさや色合いがドツボ☁️
内容はとにかくグサグサに刺してくる社会派かな。ルッキズム思考に悩まされたことある人なら誰でも引き込まれると思う。
奇形に対してのみ性的な興奮を感じるっていう視点も新しくて面白い。
この映画に出てくる人は、肛門が口だったり目がなかったり顔の半分が垂れていたりっていう中々自分事化しづらいものだけど、シンプルに『外見』に対する他者からの評価に焦点を当てるとわかりやすかった。
結局は見た目でいくらでも差別される時代。
『奇形で済まされない、私という人間』を確立できる人は少ない。ほとんどはあの火傷の男性のように、『普通の顔』に変えたい、と思うんだろうな。
なんだかまとめられないけど、外見至上主義はこれからも変わらないだろうし、変えられるのは自分の捉え方なんだろうな、と。
