ルヤーナ

ドラゴンへの道のルヤーナのレビュー・感想・評価

ドラゴンへの道(1972年製作の映画)
-
初ブルース・リー。結構面白かった。しかし、これは非常に映画史的に興味深い…。というのも、このブルース・リーの超人的(といっていい)体捌き/運動神経は、それまでのアメリカ映画のアクションとは一線を画すものであったはずで、このアクションの「超人性」がその後のアメリカ映画のアクションに与えた影響は決定的であると思われる(その一番わかりやすい具体例がマトリックスだ)。しかしながら、この映画の物語の原型は紛れもなく西部劇なのである(何処から現れ何処へと去っていく男)。そして、この映画と同じ年、1本の西部劇が作られている。クリント・イーストウッド『荒野のストレンジャー』である…。