このレビューはネタバレを含みます
良かった点は、前作のシュワルツェネッガー枠(おいしい役)をバティスタが担当していたところ。WWE時代のバティスタを思い出して、いい役者になったなぁとしみじみした。ドウェイン・ジョンソンより上手いと思う。スタローンの最後の格闘シーンもなかなか良かった。
他は“Seriously?”の連続。
・レイ(スタローン)とシュー(ホアン・シャオミン)との師弟関係が主軸だったが、馴れ初めや修行シーンが一切なく、始めから完璧超人として描かれるシュー。囲碁対決ではレイはシューに歯が立たず、東洋思想におもねるレイと謙遜するシュー。師弟感ゼロでシューへの感情移入は絶望的。
・シューがちょっと瞑想しただけで、特殊能力が発動し監獄の構造が解明。
・カンフーシーンのカメラワークが雑!適当に左右に振るだけ。
・医療ロボットがロッキー4(1986年)のロボットと同じセンス。
・地下にあるからハデス(冥界)って名前...しかもそんな近い場所に?
・監獄の食事が全部中華。次から次へと食事の中に伝言メモが登場。
・監獄長が突然ナイフ使いに(弱そう...)
ほぼこんな調子だったが、妙な統一感もありダメージは少なめ。105分がちょうど良い長さだったのかもしれない。評価はできないけど。