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アジズの奇跡のmasaGのネタバレレビュー・内容・結末

アジズの奇跡(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

1960年、トルコ初の自由選挙により選出されたアドナン・メンデレス首相が軍事クーデターによって暗殺された年。

イスタンブルから東トルコの山奥の小学校に単身赴任する教師。この教師の物語かと思ったらちょっと違った。アジズという障害を持った青年が主人公。

色々、びっくりする様な風習を知ることができる。村の独身男の嫁探しを母を筆頭に女性たちが見定めに行くこととか。

ある時殺人が起こるが、殺された家族は相手の家族を殺してもいいと言う掟があるとか。

この物語では、仕返しで相手の家族を殺そうとする男を、アジズの父親(村長)が殺人の連鎖は経ちなさいと仲裁をして殺人を止めさせる。

殺されずに済んだ男が、そのお礼に娘を村長の息子の嫁にくれるという。村長は息子(アジズ)には障害があるので...と一度はことわるがそれでもいいという。

.....実話を基にしていると言うが、話が盛り過ぎじゃないんだろうか?どうしてもあれほどの障害を持ったアジズが、治療も何もせず数年で健常者同然になるものだろうか? 映画なので純愛が奇跡を起こしたとしたいのだろうが、どうしても信じられない。
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