「これこそ死んだ魚の様な目」
ジャッキーチェンの作品はコメディ色が強いものしか観たことがなかったので、シリアスな雰囲気のジャッキーが良かった。
ジャッキーは、ほぼ全編を通して無表情でその目はまさに死んだ魚。
娘をテロで殺され、復讐だけに生きている男を表情だけで演じている様な感じ。
なぜこんなゲリラ戦が強いのかと思ったら、やっぱりベトコンか！（様々な作品を加味すると映画ではベトコン最強説？）
アクションシーンもジャッキーぽい演出もあり個人的には好きだったけど、量は少なめなので物足りないと感じる人は多いはず。
全体を通しては、主人公のジャッキーの苦しさや心理面を描くシーンは少なく、ジャッキー自体が画面から消えていることが多い。
テロを起こしたIRA側の内情などのドラマパートがかなりの時間を占めており、その内容が大したものではないので、かなりストーリー展開がダレる。
せっかくの無表情ジャッキーを使わなすぎるストーリーが残念だった。
ジャッキーの持ち腐れ的作品で星3.5
