紛れもない、なんなら一点の曇りもない傑作。イコライザー、ジョン・ウィックを代表とする復讐をベースにしたジャンル『なめてた相手が殺人マシーンモノ』としては不必要と思えるレベルの情報の多さ、物語の発端となった事件から派生する現実の政治問題を絡めた権力と陰謀と裏切りと複雑な人間関係を見事に描き切っててそのこと自体が驚異的に映画が上手いし、普通に面白過ぎる。その上にジャッキーの体技とキャラクターが乗っかり、かつてコミカルに描かれてたクンフーテクニックがリアルに実践的に描かれ、ジャッキーの功夫って実際どんだけ強いんだろ？ってのを具現化したというか、俺らの観たかったものが見れる喜び。
2年位前からYouTubeで予告を見た時点でこれは面白くなりそうだ！と思い、いつやるのかなー、いつ日本公開するのかなー？しないのかなー？なんて思ってましたが、予想をはるかに超える驚きの傑作に、また5点つけちゃうの俺？なんて思いつつ、とにかく劇場で見れてほんとよかった。
