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ポリス・ストーリー/REBORNのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)
3.8
国際捜査官リン(ジャッキー・チェン)は危篤に陥った幼い娘を病院に残したまま、本来、自分の任務ではなかった証人警護作戦に急遽駆り出されるが、警護対象者の研究者が研究した人工兵士の被験者が研究ファイルを奪い研究者を殺害しようとする陰謀に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう……。それから13年。過去の事件を元ネタにした小説『ブリーディング・スチール』の出版をきっかけに、13年前に人工兵士の研究者を殺害しようとした黒ずくめの犯罪組織を率いるアンドレ(カラン・マルヴェイ)や謎のハッカー・リスン(ショウ・ルオ)ら事件に関わった者たちが次々と姿を現わし動き出す。一方、正体を隠して暮らしていたリンも、事件の鍵を握る最愛の娘ナンシー(オーヤン・ナナ)を守るため、再び立ち上がる……。
今回のジャッキー・チェン映画は、SFアクション要素の強いアクション映画。
人工細胞と人工血液と人工心臓で運動神経をパワーアップした人工兵士の研究被験者が、突如暴走する事件から始まり、人工兵士が完全体となるための人工血液の研究の秘密がリンの娘ナンシーに隠されていることを知ったアンドレたち人工兵士の一味がナンシーを狙い、リンがアンドレたち人工兵士と戦うというSFアクション要素の強い感じで、人工血液を体内に取り入れる手術をしたメアリーの記憶がいつ戻るかというサスペンスに加え、「WHO AM I?」を思わせるオペラハウスの屋根の上のジャッキー・チェンと女殺し屋テス・ハウブリックの格闘バトルそしてオペラハウスの屋根を滑り落ちるスタント、車がスピンしたりするスリリングなカーチェイスなどジャッキー・チェンお得意の迫力満点なアクションが楽しめる。
だが、ジャッキー・チェン映画にしては込み入り過ぎなストーリーのせいで少し話が停滞するのが難点だし、SF的な設定がジャッキー・チェンお得意の生身のスタントアクションと上手く噛み合っていないように感じる。リンの部下役のエリカ・シアホウや女殺し屋のテス・ハウブリックなど女優のアクションの出番を増やしたり、ジャッキー・チェンの試行錯誤が新鮮なアクション映画。
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