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サニー・レオーネ ポルノスターの光と影のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

2.8
ドキュメンタリー。

米のカリフォルニアでアダルト業界入りしたサニー・レオーネ。
しかしそれが家族→親属→インド人コミュニティとの断絶に。
だが運良くインド本土の人気番組から出演オファーがきて、それが切っ掛けでポリウッド映画デビュー、ついでにインドの人気者、仕事の依頼は引きも切らず……というアダルト業者の光の部分。

ポルノ女優といっても、比較的待遇が特殊な例で、AVの相手役の男優は当時付き合っていた恋人が主で、イレギュラーな絡みは1回のみ。
AVの出演はこれくらい。
恋人との絡みなので、衆目に晒される仕事でもストレスは低かったのではと思う……、ただAV女優だったという過去はついてまわるけれど。

わりと彼女の人柄の良さ、ビジネスの才覚の方面にフォーカスしているけれど、あえて見せない部分があり。
元ポル○女優を受け入れたインドのエンタメ業界のおおらかさを全面に裏の顔はぼかしてあるのがドキュメンタリーとして弱い点。

サニーの同様なインドの女優志望の子達のインタビューでは、枕営業のことを口にしていたので、そういうこともまかり通っているんだろうと思う。
そもそも冒頭のタクシー運転手とのインタビューでも、現在の女優としてのサニーではなく、過去のAV女優として見ていることが言葉の端々に現れている。

彼女との共演に抵抗があるか?
という質問が出ること自体が、裏を返せば元ポル○女優を批判・否定的に捉えるひとも少なくないってことだろうし。

自己プロデュースの才能はありそうなので、今後の活躍もがんばってくれ……と思うなど。