飛騨高山、鬱の父親と暮らす女子高生
精神的に行き詰まった人々に向けられる監督の温かい眼差し
あるのかないのかわからない出口
これ見よがしに残酷ではなく、必要以上に甘くもなく、淡々としながらドキッとするようなリアリティ
言葉というものの重みを感じさせる何気ないセリフ
言いかけてやめた言葉、そして行間のような間
素晴らしい脚本
「ピルエット」同様、物語にそっと寄り添う朝岡さやかのピアノ
下條アトム、富田靖子
芳根京子、この頃まですごい子が出てきたなと思っていたんだけど
時折、自分だけの世界に入り込んでしまう感じがあまり好みではなくて最近の準主役のドラマを見るのをやめた
この作品にもそういうところがちらほら
気になるところ以外はさすがと思える役者さんなので、がんばってほしい