わさびの作品情報・感想・評価

「わさび」に投稿された感想・評価

外山文治監督の短〜中編作品3作が一本のパッケージになってまして、そのうちの一本。
寿司屋の娘、山葵。大将である父はうつ病で働けなくなった。母はずっと前に離婚し出て行った。山葵は自分が店を継ぐなんて言っているが、ホントは自分、これからどうなると良いと思ってるのだろう…?

山葵役に芳根京子。自分は“べっぴんさん”を早々にリタイアしたので、この方の事をよく知りません。女子高生役なのでセーラー服を着てるのですが、何故か違和感が凄い!撮影時18か19位の筈なのにずーっと「ウソつけ!」と思ってしまった。なんでだろ?
三作品の中では1番はっきりしたストーリー仕立て。山葵のキャラクターが、ボンヤリ・ボンクラかと思えば変に達観した風でも有り、説明っぽいセリフもちょいちょい吐く。複雑なキャラクター、というより脚本に振り回されているように感じました。演技の善し悪し(なんてそもそも自分には分かりませんが!)を判断しにくい作品だと感じます。
それこそ好みの問題なのでしょうが、他の方のレビューをお読みすると今作の脚本を“良い!”と書かれている方もいれば、“…”って方も居て、自分も“…”でした。自分はまあまあリアリティ馬鹿なので、例えば渡辺あやさんみたいな、直感的な言葉や間の雰囲気の方向性だけでお話をゴールまで跳ね返しながら運んでいってしまうような作品が好きなのです。…好みの話をしました。
撮影は良い感じだと思います。誰の心にも原風景としてインプットされてそうな、なんでもない商店街の感じとか好きでしたねー。これも好みの話でした。
三作品通して感じたのですが、外山文治監督、具合の悪い人が出るお話が得意なのでしょうか?中野量太さん的な?
スコアは…2.8+2.9+3.1=2.9って感じです。少しずつ好みに近づいてはいます。きっとこういう場合は、ちゃんと追っかけた方が良いな。
HR

HRの感想・評価

4.0
父以外の人間には可愛くないわさびちゃんが、肝心の父には素直で可愛い娘という部分にあまりに胸締め付けられました 映像も美しくどのシーンを撮っても画が綺麗
minnozzi

minnozziの感想・評価

3.1
短編ながらいつもと違った雰囲気の芳根京子の演技を堪能しました。

このレビューはネタバレを含みます

朝ドラ以来推している女優さんが主演の短編映画。
渋谷のユーロスペースで観賞。初めて行ったのだが、すごい小ぢんまりした空間にあからさまに業界人です感全開の人々……東京の人も一見さん御断り感めっちゃ出してくるやん。(周りで業界人同士の挨拶ぺこぺこが連発していて、映画を見る前に若干疲れた。)

そんなエピソードはさておき、映画は飛騨を舞台に、うつ病になった板前のシングルファザーと、その娘のお話。
娘は青春の迷いを乗り越えて父の後を継ぐ決意をするのだが、その大人への脱皮はとても美しいシーンだった。
また、全体を通して飛騨の高地ゆえの張り詰めた透明な空気が綺麗に映し出されていて、少し標高の高い町に生まれた身としては、寒気がするほどの映像のリアリティーだった。思わず、自分の吐く息も白くなっているんじゃないかと錯覚するような。

疑問を感じたのは、作中で「女性が板前になれないのは、生理で体温が変わるからシャリの温度に影響があって〜」という大問題が明らかにされている割に、それに対する回答が曖昧な点。
主人公の意志の問題よりも、どちらかというと根本にあるその問題を等閑してしまい、作品のリアリティーが失われてしまった感。そういった困難なんて気にしない!今はとにかく突っ走る!的な強いノリならまだしも、父親はうつなのだし、現実から目は逸らした決断は客観的に見てまずいわけで。

そういった進むも地獄引くも地獄的な絶望感を、「私の人生、甘くないっス。」とコピーしたのかもしれないが、だとしたら下條アトムさんとの感動的なシーンは、ただ一時の気を紛らわせただけなのだろうか。
この作品で一番美しかったあのシーンが、将来主人公にとって恨めしい記憶に成り下がってしまうような、〈消費〉されるようなシーンなのだとしたら、あのシーンに心底感動する鑑賞者の気持ちは何だったのだろう……。

written by K.
sibao

sibaoの感想・評価

2.2
ダメ。大学生が作ったのか?演技も全員ダメ。ハッキリ言って。あれか?町興し企画協賛的な映画?(なんじゃそりゃ)
かなり急ぎで作ったのか?

こういうのは小説か漫画にしとけ。
岐阜県飛騨地方で撮影された・・心暖まる詩情小品🎬です。


寿司屋の父親が鬱病で商売が出来なくなり、ひとり娘の女子高生の主人公が大学受験を諦め、店を継ぐ決心をするストーリーです。


主人公も嘗ては所属した少年野球チーム監督の下條アトムとのシーンが好い。


濃飛バス🚌も出てくる。
飛騨市古川町の町並み、そして高山市の町並み、舞い散る粉雪・・とても美しい映像が拡がる素敵な映画でした。
Keengoo

Keengooの感想・評価

2.5
期待しすぎた。
あんな高校生いないでしょ…だいぶ無理が😂
雰囲気と演技は好きでした。
短編小説が好きです。
無駄なものを削ぎ落とした文章の一字一句から情報を感じ取りながら読んでいけるからです。
同じような理由で短編映画も好きです。
言葉は少なく、情景や表情から心情等の情報を読み取っていく見方は集中力もいりますが、良作に当たった時は観賞後の満足度も高く高揚感を感じます。
本作は主演の芳根京子の演技がとても良く、少ないセリフを補う演技でした。
ガサツに見える中にも優しく繊細な心を持つ様子が伝わってきます。
最後の涙が美しい出方ではなく、顔を滴り落ちるように流れていたのが印象的で逆に美しさを感じました。
少ないセリフの中にも印象的な言葉がいくつかあったのも個人的に好きなポイントでした。
RWY01L

RWY01Lの感想・評価

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「完全に詰んでんだよ」

「アンパンマンみたいな人ね」

「やりたい事だけやれば、誰かが不幸になるから」

「私のこと憎んでるくせに、許してるんだもん」

「わさびちゃん」
「わさびは、どうしたいんだ」

「親父の味、ちゃんと教えてね」

「早く、戻って来て」
sci

sciの感想・評価

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芳根京子さんがこの時まだ10代だったとは思えない迫真の演技。うつ病のお父さんの描写もリアル。外山監督の作品はロケ地がとても美しい。
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