このレビューはネタバレを含みます
映画ドラえもん31作目
キャッチコピー「忘れないよ 君がいた場所…」
シリーズ7作目ののび太と鉄人兵団のリメイク。大筋は変わっていないものの今回は意思ある球体を「話し合いのできる状態」に魔改造して新キャラクターピッポを作り出した点がオリジナルと異なった。手も足も出ない球体を勝手に改造する暴挙も好きだったなぁなんて思ったけど、今作も結局は形を変えて別の生き物にしてしまったので人間の都合で改造してる点は変わらなかった。こういうむちゃくちゃするから好きなのだけど。
オリジナルで球体にほんやくコンニャクを乗せて話をするシーンがとても好きだったので今作はそこを長めに扱ってくれて嬉しい。そしてこのピッポが憎たらしいけどとにかくかわいらしい。追加キャラクターはあまり好きじゃないけどピッポは割と受け入れられた。
オリジナルではしずかちゃんの甲斐甲斐しい介抱があってリルルの心が解けていったけど、今作はリルルとピッポの両面から人間とのつながりがあり、とにかく涙なしでは見られなかった。
のび太たちを傷つけたくないけど自国を裏切ることもできず葛藤するピッポが泣きながらのび太にすがるシーンは号泣してしまって、今思い出しても泣ける。
しずかちゃんを襲う兵団を空気砲で助けるのび太めちゃくちゃかっこよかった。
それからロボットたちが攻めてくると知って慌てて各所に電話してるドラえもんとのび太の慌てぶりはとても楽しかった。警察に電話切られた時のドラえもんの反応は笑えてしまったし、最終的にあの2人に頼って信じてもらえるだろうか…とおずおず助けを求めにいったらあの2人はすんなり信じてくれてマジ類友好きってなりました。
アクションシーンの映像も派手でこれは最高の一作。面白かったです。
あまりにもちょい役すぎる福山雅秋の桜餅聴いてみたかった。
