ダイセロス森本

サンディ・ウェクスラーのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

サンディ・ウェクスラー(2017年製作の映画)
4.8
久しぶりに大笑いした~めちゃくちゃよかった。King of Hollywood のサンディはLAのマネージャー。タレントを集めて売るのが仕事で、ある日ひょんなことから遊園地で素晴らしいスターの卵を見つける。彼女を売り出し始めて変わる彼の色々なこと…

なんとアダムサンドラーの家族全員出演!娘たちも映画にいる〜〜!
家族で映画出演っていいなぁ

ある会場で大スターたちがサンディについて語るところから始まる。「カメラ目線でいいのか?」「彼はこんなやつで…」「彼は肉しか食べない」「彼の嘘はもう芸術」っていうスターたちのコメントを交えながら本編が進んでいく。全然予想がつかなくてびっくりした!本当にハリウッドの片っ端から有名人集めた会場にひたすらびっくり。

「人が喜ぶようなことばかり口にして、すぐ嘘をつく。でも本当に人が君に必要としているのは君の本音を聞くことだ」
アダムサンドラーの口調の変え方が面白くて最初は見てたけど、途中でちょっとイラついてしまった笑、だけどずっと彼を信じて彼を面白がってついてくるタレントたちを見ていると、なんだかほっこりしてくる。マネージャー業界では煙たがられている存在なのがたまに悲しくなってしまう。こんなに良い人はハリウッドに彼しかいないよ~!って。でも最後の展開からすると、みんなわかってたんだろうなあっていうのがまた人間っていいなあと思う瞬間。

ファルークがいいところでつっこんでくれるので最高なんだけども、最後に畳みかけて面白いことが連発するのでもう目が離せない。長いけどあっという間に感じるし、この抜けてるどころじゃないサンディの性格で映画が温かく仕上がってる。
そしてちゃんと仕事の才能はあるんだなあ。すごいなあ。

アダムサンドラーって改めてすごいなあって思うけどたぶん彼にとっては演じやすい方のキャラクターなんだろうな。何のアクションもなくただぼけっとお得意な男性を演じている感じ。好き~!

やっぱり映画って長いだけ思い入れが強くなる。本当にいい話だった。
ひたすらに面白かった。直感で「今日これだ」って久しぶりに迷わず見たら大傑作だったからすっごい嬉しい。