緩やかさ

シャチの見える灯台の緩やかさのレビュー・感想・評価

シャチの見える灯台(2016年製作の映画)
3.6
アルゼンチンの映画です。
Netflixオリジナル。

パタゴニアの海岸の観測小屋が舞台。

沿岸の村も舗装された道路のない(車も2台しか出てこない)、携帯も常に圏外のかなりの僻地。
周りは見渡すかぎりの岩場、そして海。

パタゴニアは風が強いそうで、劇中ずっと海風の音が背景に鳴っている。

これがなんとも心地良くて落ち着く。
音楽なくてもいいのにと思ったくらい。

風は強いけど海は終始穏やかで、シャチと会うために漕ぎ出すボートはとても小さく、そんな軽装備で海に出るの?、と思うくらい。

海が出てくる映画が好きだけど、この海はとりわけ綺麗。映画館で観たいかも。
めちゃ癒される。


自閉症の少年が自発的に行動するラストのシークエンスは若干ファンタジーに感じたけど、海とシャチの大いなる力でそういうこともあるかも、、となった。

日曜の朝に良いものを観ました。
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