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スエーデンの城のsonozyのレビュー・感想・評価

スエーデンの城(1962年製作の映画)
3.0
モニカ・ヴィッティを偲んで。
原作はフランソワーズ・サガンの戯曲。
スウェーデンの古城でルイ王朝風の古い衣装で暮らす住人と、そこにやってきた一人の男。
恋愛遊戯&サスペンス&コメディな室内劇なんですが、かなりB級テイストですね。笑;(古いVHS画質というのも影響してるかも)
ジャズテイストの音楽と、もちろんモニカ・ヴィッティの魅惑は堪能できます。

批評家と決闘したことで、ほとぼりが冷めるまで、遠縁のいとこユーゴ(クルト・ユルゲンス)のスウェーデンの城(屋敷)に世話になることになった外務省務めのエリック(ジャン=ルイ・トランティニャン)。

強靭そうなガタイのユーゴ、妖艶な妻エレオノール(モニカ・ヴィッティ)とその兄・チャラそうなセバスチャン(ジャン=クロード・ブリアリ)、神経質そうなユーゴの姉アガート、いつも同じ写真を見てケタケタ笑ってる祖母、執事のギュンター&キキ(少年)に迎えられるエリック。

ひと目でエレオノールの虜になるエリック。
黒いドレスのエレオノールも「エリック、美しい名前ね」などと思わせぶりな態度で惑わす。
妙にエレオノールと密着している兄セバスチャンも二人の進展を楽しんでいる様子。

ある日、皆で猟に出た際、人骨を発見したり、図書室で気になるメモを見つけたり、さらに、亡くなったはずのユーゴの前妻オフェリー(フランソワーズ・アルディ)の亡霊らしき姿を目的したエリック。
この屋敷には隠された秘密があるのか?
やがて、雪深い冬となり・・
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