やまちやん

デトロイトのやまちやんのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.5
本作は「ハートロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」で監督を務めたキャスリン・ビグローの作品。とにかく映像や描写がリアルでナマモノのようだった。

「人種差別」をテーマとした映画はこれまで何度か観た。当事者ではないのにも関わらず、人種差別の実態や歴史には毎度のこと身につまされる。

差別って未知なものに対する「怖れ・恐れ」の意識から起きるのではないかと思う。差別が進行するにつれて、差別する側される側も徐々に固定概念が強化され相互理解をしようにも間違った前提から始まり、関係が複雑化するのだな、と。

惜しくも本年度アカデミー賞ノミネートを逃した本作ですが、「歴史の教科書」として観る価値は大いにあると思います。
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