この映画が実話だということに愕然としますが、これが白人警官のウッスイ虚栄心から引き起こされたという事に、背筋が凍る思いです!
ドキュメンタリータッチが生きる前半は、暴動の激しさや警官の理不尽さが俯瞰で表され冷静に観る事ができました。
発砲事件を引き金にモーテルの内部に入り込む後半は、悪夢のような尋問が延々と続きます。
計画性のない思いつきだけで動く警官の未熟さがなんとも薄っぺらく、だからこそリアルな恐怖体験に結びつくのだと思います。
ラスト、偶然事件に巻き込まれたラリーのその後が切なく胸にあふれました。
やはり歌の力は大きい!!
聖歌の大きな優しさに癒されたラストでした。