しばらく引きずるであろう作品
いや、引きずらなければいけないのかもな
何も内容を知らずに、ただ無性に見なければいけない義務感にとらわれて急遽見に行った
だからこその衝撃がすごい
差別主義者 差別という主義を有するもの
過度になると正しいことと間違ったことがわからなくなる
警察という正義感を振りかざして、権力を行使する職業と差別が融合すれば修正不可能なのかもな
あのたったの1.2時間で現場にいた全ての人の人生が狂った
長回しの演出がさらに緊迫感を増してた
この事件が50年も前のことで、でも最近でも警察による理不尽な黒人射殺の事件を耳にする
結局のところ何も変わってないのかもしれない
これを見て、評価する人はそれ相応の覚悟をもってするべきだし、アメリカ人は特にそうではないかと思う
このやるせない気持ちのやり場がなくて困る
それと、この作品のキャストがほとんど20代で構成されていることに驚いた
彼らの迫真の演技は本当に見ものだし、若者が演じるからこそメッセージ性がさらに強化されているのではないかと思った