短パン社長

デトロイトの短パン社長のネタバレレビュー・内容・結末

デトロイト(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「 衝撃の実話 」と、CMではよく見かけるキャッチコピーですが、この映画こそこのコトバが相応しい。
モーテルでの40分間の尋問・拷問・虐待のシーンは思わずグッと拳を握るばかりか、目を背けたくなる場面も多々。差別意識の最も強い白人警官役の彼(クラウス)の演技は圧巻である。
ちなみにボクが一番の注目したのは裁判のシーン。陪審員、裁判長含め全てが白人で明らかに黒人にとっては厳しい裁判。案の定、白人警官達は無罪となり、無抵抗な一般市民3人を銃殺したにも関わらず罪に問われる事はなかった。これが実話だというんだから本当にスゴい。そして今も尚、アメリカの南部では人種差別問題は少なからず起こっている。
スリービルボードにも相通じる映画。どっちも観ておきたい作品です。
※但し、覚悟して観てね!