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デトロイトのNAOZYのレビュー・感想・評価

デトロイト(2017年製作の映画)
4.1
キャスリーン・ビグロー監督の新作ということで観ました。50年前の黒人暴動事件だが、今でもその傷を引きずっているようで、デトロイトはこの事件以来、市民が大量流出して治安が悪化し犯罪率がとても高い。GMやフォードなど自動車産業で栄えた都市だったが日本車に押されて衰退していき、市が財政破たんまでしてしまった。マイケル・ムーアも隣町のフリント出身で自作の映画で地元が荒廃していく様子を撮影している。今なぜ50年前の事件が映画化されるのかといえば、トランプ大統領が人種差別発言を繰り返すように、未だに差別が続いているからだろう。
社会派映画として白人警官の黒人尋問シーンは打ちのめされるような絶望感に襲われてしまう。
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