工業産業の街、デトロイト。黒人の暴動、略奪、市警や機動隊、軍も動員しての鎮圧。そもそも原因はなんなのか？日常に行われる差別、これは暴動か革命か？なんでもない市民も巻き込まれる。恐怖が暴力を生み、正義の名の下に悪業を重ねる警官。
悪ふざけのつもりで撃った陸上で使うスターター。発砲の犯人探しに巻き込まれた黒人や白人のヤンキー少女。罪のない殺人が行われ、白日の下に晒される事になるも、法は白人の味方をする。それが記憶も遡れる1967年の出来事。
本当の話は時には残酷過ぎて封印したくなる。今だから公表できたのかもしれない。
常に白人と折り合いをつけてきた正義の主人公が、謂れなき罪を背負わされる時に流した涙がデトロイトのあるべき姿を語る。
その役をスターウォーズのフィン役のジョン・ボイエガが演じる。個人的にはあの「ナルニア国第3章」の生意気な男の子、が悪徳警官で出ています。大きくなったなぁ〜とおばさん目線で感動してしまいました。内容に好き嫌いはあると思ううが、見てよかったと思える映画でした。
