キミシマユウキ

ラウンダーズのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

ラウンダーズ(1998年製作の映画)
3.3
ポーカーで全財産を奪われたマイクは二度とギャンブルをしないと誓うが、そこに昔からの悪友が出所してきて…

NYの周辺のポーカーをする人々を描いたギャングル映画。

テレビ東京サタシネにて鑑賞

なんだか決め手が足りなく印象に残らなかった。
ポーカーでの勝ち負けがメインの話なのに肝心のそのポーカーのシーンでのスリルやドキドキが足りずに淡々と描いていく感じが好きになれなかったのかもしれない。せっかく本物のギャンブラーまで出演してくれたのだからそのカッコいい姿も見せるべきだった。
同じギャンブルを扱った作品なら
「スティング」や「ラスベガスをぶっつぶせ」
のほうが好みだった。

キャストも豪華なのにもったいない。
主演はマッドデイモン。
真面目で頭の良い好青年役だが「グッドウィルハンティング」の時とキャラが似ていた。
悪友の”ワーム”役には「バードマン」にも出ているエドワード・ノートン。
いやぁ彼は「ファイトクラブ」で好きになったクチだが、奇人、変人、狂人、クズを演じさせてたらピカイチ。こいつがこの映画の起爆剤になっている。
他にも朝観た「バートンフィンク」のジョンタトゥーロや、悪役といえばこの人ジョンマルコヴィッチなどで画的には飽きることなく見れた。

結局この映画のメッセージとして
・ギャンブルなんて良くないよ!コツコツ生きよう!!
と言いたかったのか
・才能もチャンスもあるならその夢に賭けてみろよ!!
と言いたかったのかわからなかった。

ギャンブル映画好き、マッドデイモン、エドワードノートンファンにはオススメの作品