「大自然」と「人間」の躍動。
内容としては小さな桟橋が設置された浜辺で、子どもたちが海へと飛び込んでいくといったものでしたが、「大自然」と「人間」が対比的に映されているように見え、非常に興味深く観賞させて頂きました。
最初こそ波は小さく飛び込みやすかったのですが、終盤になるにつれて大きな波がやって来るようになり、最後には波に追い返されるように子どもたちが浜辺へと上がっていく様子が、彼ら(海)の聖域に侵入し楽しんでいたものの、結局は制御できる訳もなく怒りに押し返されているという見方ができて楽しめました。
ただ私の見方だとそもそもの波の規模感が力不足で、テーマ性が映像と釣り合っていないように感じるのも事実です。(「大自然」と表現したのは、以上のズレを認識した上でのものです)
何か他に納得度の高い解釈をお持ちの方がいましたら、教えて頂けると嬉しいです。
意義性、テーマ性に縛られている訳ではないですが、やはり映像作品として撮られている以上、こういった視点で評価されるのも無理はないというのが私の持論です。
この考え方についても何か反論や意見などがあれば、コメント欄にてお願いします。
総じて、「大自然」と「人間」の脈動に目を惹き付けられながらも、その視点で見ると物足りない映像でした!