小さな世界に大きな世界を見て。
四肢麻痺、失明によって寝たきりである父親の介助をしている、ヤングケアラーの爽子(古澤メイ)の生活を描く内容でしたが、現役介護士の立場から観て爽子の心労は手に取るように>>続きを読む
多様性が消費される縮図。
本作は下馬評高めであったため期待して観たのですが、私にはその良さが殆どわかりませんでした。何ならフンス(ノ・サンヒョン)に感情移入していたこともあって、徹頭徹尾良い思いをし>>続きを読む
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舞台人が母親になった時。
冒頭における、日常生活と舞台が編集によって重ねて映されるシークエンスは映像的な多幸感も然ることながら、作劇的にも大きな意味合いを含んでいて、監督であるマイケル・クリストファ>>続きを読む
その陰謀論は笑えるか。
本作はカリスマ経営者として名を馳せるミシェル(エマ・ストーン)のことを宇宙人だと信じて疑わない、彼女の会社の社員であるテディ(ジェシー・プレモンス)と従弟のドン(エイダン・デ>>続きを読む
前作の欠点を払拭できずじまいで、ドラマとしても薄味になってしまった人気アイドルアニメ完結編、第2章!
本アニメシリーズは前作のレビューでも述べた通り、本編作品は全て観ています。
完結編と銘打たれた>>続きを読む
不条理な運命と対峙する今。
キービジュアルで敬遠してしまった方もいたかもしれませんが、ゴア耐性があるのであればかなり笑える内容となっています。コントのような遺影の天丼には笑うしかないですし、邪悪な『>>続きを読む
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宇宙の果てで芽生えた、友情という名の奇跡。
私はAudibleにて原作上下巻を聴いた上で鑑賞しました。どちらかと言うと、何も分かっていない状況から検証と回想を重ねていくことで、徐々にグレースの課され>>続きを読む
転んでも走り続けた人生の結実。
安易な興味で1度は熱中すれど、長く続かず飽きてしまって、半端な知識と技術をもつ趣味が多い私にとって、ある種救いとも言える1本でした。
確かに、現段階では時間の浪費で>>続きを読む
善くあるためにできること。
前作の出来が恐ろしいほどに良かったということも勿論ありますが、本作においてはそれだけでなく、『オズの魔法使』という原作に接続させねばならないという命題を抱えていることもあ>>続きを読む
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どうしようもない人生からの青い脱却。
本作の優れた点は幾つかあり、例えば警察から追われて朴秀美(南沙良)、矢口美流紅(出口夏希)、岩隈真子(吉田美月喜)の3人が全速力で走り出し、荘子itによる劇伴と>>続きを読む
自分を生きるための、子どもたちの戦い。
まず、カメラワークからして子ども目線と言うか、子どもの世界を疑似体験させるようなアプローチがなされていて冒頭から引き込まれました。
子どもは子どもでも、小学>>続きを読む
ディスコミュニケーションを乗り越えていく子どもたち。
本作で描かれるディスコミュニケーションはフィクションだからと線引きして考えていい事柄ではなく、現在進行形で世界中で起こっている不理解や不寛容の肖>>続きを読む
※お待たせしてしまい、大変申し訳ございませんでした。早速ではありますが、ご報告を致します。継続的な活動、記録を行っていくため、今後は長編500文字、短編250文字でまとめていくこととなりました。誠に勝>>続きを読む
革命よりも大事なこと。
2025年の顔と言っても過言ではない、映画ファン大絶賛のPTA最新作でしたが、私も例に漏れず楽しむことができました。何なら1度の鑑賞では飽き足らず2度鑑賞し、とことん堪能させ>>続きを読む
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無意味な人生に描く爆発。
本作は量産される低予算邦画の屍の山に燦然と輝く、高濃度エンタメ映画に仕上がっていてヒットするのも納得の出来でした。とにかく脚本が面白く、佐藤二朗の怪演が骨子として何より図太>>続きを読む
現代の、正義に生きる決闘。
Fan’s Voice独占試写会にて、一足先に鑑賞させて頂きました。アリ・アスターの新作とあって、作品資料&ネタバレ解析テキストなるブックレットが特注の手提げバッグ(クリ>>続きを読む
一世を風靡したジュブナイルホラー、シリーズ2作目!
学校の怪談シリーズの中でも屈指の人気を誇る本作ですが、私の評価は4作中第4位と、あまり芳しくないものになっています。1作目の構成要素をバランスよく>>続きを読む
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「膵臓」というキャッチーさすら死んでいる、手垢の付きまくった難病もの。
私は原作未読、映画は実写版、アニメ版両方鑑賞済みです。と、書いたは良いものの、そもそも『君の膵臓をたべたい』という作品自体にそ>>続きを読む
※偏愛する1本であるが故に、大いに時間がかかってしまいましたし、何なら書き足りてもいません。より内容面に触れるためにも、折を見て追記していく所存です。追記箇所に関しましては、1000文字にはカウント致>>続きを読む
自分らしさの理解と、その先にある自分にできることの実践。
本作は、海に選ばれた少女モアナが半神半人であるマウイによって盗まれた、女神テ・フィティの心を女神に返そうと決心し、大海原へと冒険に出るお話で>>続きを読む
2009年に映像革命を起こした映画体験の金字塔。
ご覧の通り、内容に触れずに本作を表すと上記のようになります。映像技術の進歩が目覚ましい2025年に観ると、当時にしては、という枕詞が付いてしまいます>>続きを読む
根幹設定、何なら企画からして首を傾げる消極的ファンムービー。
ファンのために存在する作品と割り切って観なければ、映画としてはお世辞にも良いとは思えませんでした。「セカイ」等に代表される、本作特有の設>>続きを読む
空虚を埋める方舟。
本作は2025年のアカデミー賞において長編アニメ映画賞を受賞した作品であり、無料の3DCG制作ソフト「Blender」で作られたアニメーションは独特な味わいを帯びていて、唯一無二>>続きを読む
壊れていた2人の、最後の旅。
本作は、ブラック企業で働くシイノトモヨ(永野芽郁)が親友のイカガワマリコ(奈緒)の遺骨と共に、マリコが生前行きたがっていた海を目指して旅をするという異色のロードムービー>>続きを読む
鉄屑が形作ったヒーローとその定義。
本作は言わずと知れたフランチャイズ映画シリーズであるマーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCUの1作目に当たる作品であり、ここで提示されたヒーロー観がMCU>>続きを読む
ロンドンにて巻き起こるオサレドラゴン対処譚。
本作は1本の映画作品としては物足りない内容でしたが、無数にあるアニメーション作品の1本として観ると多少なりとも楽しむことができました。目立った脚本の破綻>>続きを読む
届かない声と、それぞれの愛。
久々のベルイマン監督作となります。ここで公開したレビューで言うと、6本目に当たるかと思います。マラソンと言うにはまだ始まったばかりではありますが、亀の歩みようなスピード>>続きを読む
夜間中学を舞台に繰り広げられる、昔ながらの人情ウェルメイドドラマ!
本作はとにかく撮影(+編集)が雄弁で、群像劇的に描かれていく各登場人物たちのドラマを語るに当たり説得力を感じられるショットが山ほど>>続きを読む
想像もしたくない、いやしようと思っても難易度の高い、現実にあった地獄。
なぜ観始めたのかと、憤りに打ち震えた1本で、格好良いカットであったり、恐怖描写として上手いカットであったりが見られはするものの>>続きを読む
変人家族の絆修復ロードムービー。
本作は私の現時点オールタイム・ベスト(2025年9月27日現在)に監督作品が2本も入っている、ロード・ミラーコンビが製作として関わっているアニメーション作品で、生涯>>続きを読む
原作の魅力を最大限引き出した、アルティメットバイオレンスバトルラブロマンス!
TVアニメ総集編のみ未鑑賞で、ほか原作全巻(単行本化されていない公開話も含めて読破済み)、TVアニメ全話完走した上で観た>>続きを読む
「偶然」と「想像」が浮かび上がらせる、「対話」と「影響」。
本作は3編の短編によって構成されたオムニバス作品です。濱口竜介らしさが存分に出た、軽妙でウィットに富み、言葉が言葉として屹立するような会話>>続きを読む
題材に負けている10秒ドラマ。
原作から映画へのアダプテーションとしては高水準と言えて、要所要所で唸る描写も出てきますが、どうにもダイジェスト感が拭えず、また100m走という題材に対しロトスコープを>>続きを読む
抗えない反撥とその果て。
本作は母親の嫌なところあるあるが高純度、高密度で連発される、家族という名の呪い映画の系譜に属する作品でした。有名どころで言うと、アリ・アスターはよく同テーマの作品で観客を不>>続きを読む
穴だらけのお粗末なPLAN。
本映像はラブホテルを舞台に描かれるワンシチュエーションコメディで、一部を除きカメラがラブホテルの一室から外に出ることはありません。入れ替わり立ち替わり、その一室に人が出>>続きを読む
ペンギンが示した道。
『学校の怪談』に続き、「ひと夏の」という枕詞が似合う作品を選んでしまいました。実際2018年の夏映画として公開され、監督である石田祐康の初長編作品にして、彼の代表作となっていま>>続きを読む