じょ

ポリーナ、私を踊るのじょのレビュー・感想・評価

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)
4.8

これは興味ない人はないんだろうけど、私にとっては観た後にお腹いっぱいになる感じの映画

「美しい」はもちろんだけど、「生々しい」っていうのもすごく感じた

彼女は、ある意味敷かれたレールを歩く人災に抵抗を感じてて(これは無自覚なのかもしれない)なんで、ボリショイじゃないの?彼氏に流された?って思ったら次は、怪我で主役が貰えないだけでアントワープまで荷物をまとめて新しい世界を求めに行ったり 最初はこの子、プライドが高くて完璧主義者ゆえに2番手に甘んじたりするのが耐えられないのかな、わがままかよ(笑)って思った部分もあったけど、結局は「人のコピーを踊るのは嫌」ってセリフがあって なるほど〜〜
自分を表現するダンスのはずが、人に気に入られるために長年踊っていて、それは美しいけれど魂がこもっていないってことが分かる人には分かる 私は本当にどれも美しいと思ったけどね笑
だから最終的に、名も知られていないような地で、「誰かから評価されるためのダンス」ではなく、自分が1番「生」を出せるような表現に行き着くことができて、最後の魂のこもったダンスが生み出された 最初の狩のシーンが回収されて納得できた

お父さんが闇金みたいなものに手を出してるフラグが立ってたけど、彼女の家は結局大丈夫だったのか、
娘があんだけ好き勝手にフラフラしてることに関してあんなに干渉しないもんなのか、(フランスへ発つ時に私を信じてって言ってたもんね)、
ってとこは少し気になった

ダンスが持つエネルギーってすごいなあ、、人を変えるもんね、、
じょ

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