このレビューはネタバレを含みます
イカとクジラの更に年齢を重ねた版。こちらも良い。家族の小さな世界の話なのに、誰にでもいる家族の話だからなのか、アッサリとしたラストにも関わらず余韻がすごい。この作品に限らずノア・バームバックの映画で毎回感じているかも。昨日、近年の日本映画の内輪ネタ感があまり好きではないという人のインタビューを読んで、それに共感したばかりだけど、なんでこの人の家族の物語は好きなのかな。登場人物と距離があるからかな。たぶん、作者があまりにも登場人物に入り込んでたら気持ち悪さを感じる。