Minami

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のMinamiのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

大人になりきれない大人たちの格好悪さや哀愁。哀愁の中にコミカル。「フランシス・ハ」や「ヤングアダルトニューヨーク」の監督の作品と知って納得。
夫婦は別れられるけど、親子はそう簡単にも行かなくて、どんなに振り回されても、ほっとかれても親は親で。決定打がなく憎むに憎めないけど、適度な距離感はうまくはかれず振り回されて父にうんざりする姉弟を見ていて、家族と言えども適度な距離感は大事だなと思った。父も自分勝手すぎるけど。なんか憎めないのわかる。
父が倒れたことで、姉弟の関係性が変わっていくのもよかった。仲良くなっても長年の蓄積は消えるわけではないから、綻びが生まれて取っ組み合いの喧嘩になるところとか、姉弟間でお互いの父からの評価の受け取り方が違くてすれちがうところはリアルだなあと思った。
出演時間は短かいけどアダムドライバーがかわいい。表情豊か。プール作るって言われてよろこぶとこかわいい。
大きなことは起きないし、家族の絆!を前面に押し出すわけではない。すごくリアルだからこそ引き込まれるものがあるのかなと思った。
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