アカデミー賞取った以外の前知識無しで見たもんだからパンズラビリンスの監督と同じとも気付いてなかった。真っ先の感想はこの人アメリカ人嫌いやろ〜だった。それも60年代のアメリカ人の見本みたいなの。嫌いかどうかはさておき、これはマイノリティ達のお話。
半魚人はマイノリティの究極の形を体現してるだけだと思う。人種や性的指向に偏見を持つ見本みたいな連中を徹底的に小馬鹿にしマイノリティ達と対比させつつファンタジー仕立てにした、皮肉たっぷりな映画だと思う。パンズラビリンスもそうだったけどファンタジーを隠れ蓑にした社会批判映画だ。そういう意味でのアカデミー賞であり重厚な作品だ。
デル・トロ監督のパシフィックリムもブレイド２も好きな作品。パシフィック〜はいいとしてブレイドの半分吸血鬼だよ話好き。それにしてもデル・トロ監督、スプラツター好きなんだよな…そこはちょっと私と気が合わないけど。
