このレビューはネタバレを含みます
美しい話だった。
幼い頃声帯を切られたイライザと
神として崇められてきた半魚人(モンスター)の恋のお話。
会話ができない2人の
仕草や表情で愛を表現できていたのがすごく良かった。
舞台は60年代。
隣人のリチャードは同性愛者だが
それも受け入れられるず、拒否され。
黒人差別、同性愛者差別があった時代。
リチャードの「今の時代にあってないんだ。僕たちは遺物だな」と言うセリフにジンときた。
イライザを取り巻く周りの人たちの環境も
彼女の人の良さから出ているのだと感じた。
あなたの姿がなくてもあなたの気配を感じる
あなたの愛が見える
愛に包まれて私の心は優しく漂う
パンフと、和訳は異なるが
凄くいい詩だと思った。