なんともうっとりのロマンチックラブストーリー。口の聞けないイライザと人ならざる彼との恋。
観てて痛いシーンとかもあるんだけど、全体的にとても上品でどんな時代に見ても同じ気持ちになれるんじゃないかなと思った。
水のシーンはとても美しい。音楽もとても美しい。
日本でならあまり起用されないほうれい線くっきりの女性をヒロインとしたり、異形の彼が気味悪さもある状態のままだったり、親友が黒人や同性愛者だったり、いわゆるメインに置かれにくい人々がたくさん描かれていて、多様性というと簡単な言葉だけど、そのままで良いのだと伝えてくれているようにも思った。
彼が最後には愛おしく観えてくるし、エラになったところはうわぁっ!とハッピーな気持ちになった。
無駄がなく素晴らしい映画。