シェイプ・オブ・ウォーターのかずこのネタバレレビュー・内容・結末

もう少しファンタジー色が強いかなと思っていたので、思っていたよりもどことなく現実感の強い映画だった。
半魚人が存在する以外は、嫌なほど現実。隣人しか頼れる人がいない、クソほどムカつく上司、人種差別の店員に…。
嫌な現実が存在する反面、タップダンスの映像を見ながらセッションするシーンや、蓄音器を持ち込んで音楽を楽しむシーン、何も考えずお風呂場に水を溜めて彼と同じようになろうとするシーンは圧倒的美しさ。でも、やっぱり1番は最初のシーンがとても美しかった。

出来るならもう少し、グロを減らして綺麗な映像を見たかったと思えるような、どこか普遍的な微ファンタジー恋愛映画でした。