LemongrassKIYO

シェイプ・オブ・ウォーターのLemongrassKIYOのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今日は、「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが監督・脚本・製作を手がけた
2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞
第90回アカデミー賞の作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の4冠に輝いた傑作です!

ネタバレありです。
まさに、ギレルモ・デル・トロ監督の骨頂ともいえる作品だと思います。
彼の世界観が緻密に描かれていて
登場人物がとても丁寧に描かれています。

ただのファンタジー映画ではなく
最高のラブストーリーだと思います。
残念ながら、普通の人間では(語弊があったらごめんなさい)たどり着けない
孤独、たった一人で生きてきたからこそ、
唯一、心の底からコミュニケーションを取れる相手と出会ったとき
深い深い愛情、もしくは依存?が生まれるラブストーリーだと思います。
唯一無二のラブストーリーと言えると思います。

愛は好きな気持ちの相互通行だけではないと思います。
相手がいないと、生きていけない、そんな強い依存も愛を強めると
私は思います。

そして、こんなに美しく、そして人間の闇の部分と善の部分を
むき出しにした作品も少ないでしょう。
悪い人間も、人間らしいんです。
もちろん良い人間も、人間らしい。
とにかく愛があふれている作品です。

とにかく、日本では上映がそろそろ終わってしまいます。

こんなに良い映画は(意見は分かれるかもしれませんが)
映画館で観ていただきたいと思います。
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