"愛と喪失の物語"
現実的でもあり非現実的でもあり、奇妙だけどとても儚くて美しい。
あまりにもあの生き物がリアルで、現実の世界の物語なんだけど、その『生き物』がいることでとても幻想的で、ありえないのにありえるようで、なんだかすごく不思議な感覚だった。
スリリング、ユーモア、ラブ、ドラマ、ファンタジー…様々な要素が詰め込まれていて、ギレルモ・デル・トロ監督の映画愛がものすごく伝わってきた。
見終わった後にじわじわとくる幸福感。
何か素晴らしいものを見た、という感覚。
サリー・ホーキンスの演技が素晴らしかった。恋することや、愛情を持つことでどんどん美しくなっていくイライザ。お風呂場で抱き合うシーンのイライザの表情は、妖艶で幸福感が溢れてた。
本当にロマンスでいっぱいな映画だった。
見てよかった！
