このレビューはネタバレを含みます
すご〜くファンタジーでした。
冷戦中という設定の中で古臭くて
お洒落な雰囲気と半魚人のCGではない
着ぐるみ感が妙にマッチしてるように
感じました。
普通の家庭を築きつつえげつない事に躊躇いがないストリックランドの恐ろしさ…
人を傷つける言葉も、触れられたくないピンポイントを狙いまくります。
飴をガリガリ噛む音がLEONの警官とシンクロしました。どっちも狂ってる〜。
ソ連のスパイだったアイツは本当にスパイなのかよ…と…。途中まではいい人だったけど最後になんでバラしちゃうかな…。守りたいなら最後まで口を割るなよな…。
寂れた映画館の上に住むなんてそれも素敵だし、絵描きの隣人も同僚もいい人!
けどみんなどこかでは孤独。
イライザはその孤独が美しく描かれていて
うっとりするようでした。
撃たれて水の中でキスするシーンが
美しすぎて涙がでました。
でもバッドエンドでは…?
人間としてイライザはもう生きていけない…。でも2人は一緒で幸せに…。
…メリーバッドエンドってやつ?