水の形は愛の形!
口の利けない主人公イライザ(サリー・ホーキンス)と半漁人が贈る、真実の愛と警告のファンタジー。
そして全てを壊そうとした怪物の物語。
王子に戻らない美女と野獣!
shape of water:水の形
映画を観ても理解不能なこのタイトル。
ギレルモ・デル・トロ監督はこう語っている。
「水はどんな形にもなる…柔軟で強力だ。
それは愛だと思う。
愛する対象により形を変える。
相手が誰であろうと、全てに適応する。
水は強力で優しい物質だ。
shape of water is shepe of love.
水の形は愛の形!」
言わすと知れた2017オスカー受賞作品。
オスカー審査委員とソリが合わない私めだが、この映画は何故か入り込めた。
怪物が出るからなんかじゃない(-_-)ト,オモウ!
人種、性別、思想そしてモンスター…愛の形はフレキシブルに変化する。
この混沌とした時代だからこそ、こういう映画が評価されたのだろう。
言葉は嘘をつくが、言葉を発せない二人は誰よりも深く繋がる事ができる。
この映画をコメントすると大勢の方から温かい御忠告...「おとうちゃんはハマらない!」(笑)
確かに普段は異質なモノとの愛など絶対に受け入れられない頭の硬い頑固オヤジの私めだが、この映画を観ている124分くらいは水のように変化する美しい愛の世界に浸ってみても良いだろう。