孤独な女性の周りに起こる、おとぎ話のような不思議な出来事。
そして、なんて魅力的な表情ができる女性なんだろう!と、グイグイ感情移入させられました。
同じく劇中でも、何人もの人々が、彼女に好意、敵意関係なく惹かれて行く。そう、敵意の象徴として出てくる、敵役の最低な男でさえ。
モンスターが出てくる映画なんだけど、そこじゃないところで感動してしまいました。
ギルトロ監督の名作パンズ・ラビリンスが好きな人は絶対観ておいたほうがよろしいかと思います。
奇妙でノスタルジックで残酷でかわいい世界、ギルトロ監督は凄いところにたどり着いたのかもしれません。